人気ブログランキング | 話題のタグを見る

古いものを大切にする国に・・・

イギリスといえば、古いものを大切にする国。たとえば、1600年代に建てられた家などは、それを誇示するかのように16xxと掲げられているし、アンティークマーケットは、いたるところにあります。

そんななか、最近、特にロンドンで、新しい建築物が多く見受けられるようになりました。
ロンドンアイ、ミレニアムブリッジなど、モダンで斬新なデザインのものです。これらのメタリックの建築物は、ロンドンの町並みに似合わなそうですが、私としては、結構いいかな、と思いました。

ロンドンアイは、世界最大の観覧車。カプセルのようなものに立って乗ります。これが、テムズ川沿いにそそり立っているのですが、川の反対側から見るロンドンアイは、川沿いに立つ他の建物と見事に調和しているのでした。

また、古い倉庫を利用した美術館テートモダンは、建物こそ新しくはないですが、改造した内装が文字通りモダンな美術館です。 展示物もモダンなものがほとんどで、広い空間の使い方がとても贅沢です。
景観を損ねないように建造物を建てるという、できそうでできないものがこの国ではできます。

ひとつひとつは悪くないけど、全体でみるとまったく魅力的でない東京と、いつも比較してしまいます。

東京を、日本の美しさを生かした町に戻すことは不可能だと思いますが、景観を考えた建物建設について厳しい基準を設けていくべきだと思います。
by yumi_powell | 2005-07-16 18:50 | 環境 Environment
<< 日本での貯蓄率が高いわけ ロンドンで、節約してグルメする・・ >>